瞬間英作文におすすめのNOBU式トレーニングの効果と使い方

英会話初心者の方が、瞬間英作文をトレーニングするための教材を探そうと書店に行くと、様々な瞬間英作文本や教材があることが分かります。その中の1つであるNOBU式トレーニングという本に、興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この講座では、NOBU式トレーニングの特長について纏めさせて頂きました。英会話を学ぶためにNOBU式トレーニングに興味を持った方や購入した方は、この講座を見て、効果的な使い方や勉強法を知って貰えればと思います。

NOBU式トレーニングの概要

この本・教材の評価
文型の網羅性
(4.0)
単語の簡単さ
(5.0)
例文の自然さ
(5.0)
例文の実用さ
(4.5)
総合評価
(4.5)

NOBU式トレーニングは基礎編と実践編とコンプリートの3つがあり、それぞれのコンセプトは下記の通りです。

  • 基礎編:中学で習う英文法だけで、ネイティブのような会話ができる。
  • 実践編:Q&A形式で徹底的に「質問に答える」練習を行い、実践的な会話力を養う。
  • コンプリートコース:中学1年から3年までの文法すべてをカバーし、網羅的に練習する。

それぞれの詳細について、見ていきましょう。

NOBU式トレーニング基礎編

NOBU式トレーニング基礎編は、NOBU式シリーズの中でも1番最初に発売された本となり、英会話初心者の方が躓きやすい英語の語順にフォーカスして作られています。最初に主語と動詞を述べ、その後で情報を付け足すという形でトレーニングを進めていくことができます。

くろ

英語の語順は最初は慣れないんだよね。
その部分を徹底的にトレーニングできるよ。

しろ

日本語と英語は語順が全く異なりますが、その点を強く意識しながら、徐々にステップアップしていくような形で構成されています。英会話初心者の方が最初に瞬間英作文に取り組む上で、非常に完成された教材であると言っても良いでしょう。

NOBU式トレーニング実践編

NOBU式トレーニング実践編は、基礎編を終えた方向けを対象として、様々な場面を取り上げながら会話の流れにフォーカスして作られています。会話をベースとしているため、実践に近い形でトレーニングを行うことが可能です。

くろ

瞬間英作文のトレーニングをしても、実際の会話だと頭が真っ白になっちゃうんだよね。
瞬間英作文トレーニングの弊害とも言える部分だね。

しろ

実際の英会話は日本文に反応して英文を作成するのではなく、相手の質問や意見に反応して英文を作成する必要があります。初心者の方にとってはやや難易度が高いですが、瞬間英作文トレーニングで不足しがちな反応力を高めることができます。

NOBU式トレーニングコンプリートコース

NOBU式トレーニングコンプリートコースは、NOBU式シリーズの中でも1番最後に発売された本ですが、基礎編では英語の語順にフォーカスするあまり不足していた疑問文や文法項目を網羅的に取り上げて作られています。

くろ

完成版みたいな感じだね。
初心者の方は、まずはこちらから取り組むと良いよ。

しろ

1番最後に発売された教材ですが、基礎編よりもより簡単な構成になってるため、初心者の方はまずはこちらから取り組むことをおすすめします。

NOBU式トレーニングのおすすめする点

NOBU式トレーニングのおすすめする点は、下記になります。

インプットの説明が会話中心の内容になっている

リーディング

NOBU式トレーニングでは、瞬間英作文のトレーニングに入る前に、インプットという形で英語を話す上で重要なポイントの説明がされています。「動詞にはbe動詞と一般動詞がある。」「主語や時制に応じて動詞は変化する」など、いわゆる文法書の解説とは異なり、「英文は主語+動詞で始めるのが鉄則」「動詞の後に前置詞+名刺が続く場合は、場所・状況の説明になる」など、語順を意識した説明がされており、会話の際に意識すべきポイントが明確になります。

くろ

日本語と英語の1番の違いは、語順が違うことだったね。
それを身に付けることが徹底されているよ。

しろ

インプット→アウトプットの流れは非常に良くできており、インプットで学んだ語順を意識しながらアウトプットすることで、無理なく瞬間英作文のトレーニングを行うことが可能です。また、この語順を意識した説明は解説の際も徹底されており、どの部分を意識しながら話せば良いかが明確なので、効率的に瞬間英作文のトレーニングを進めることが可能になっています。

適度な逐語訳で英語の語順の感覚を掴むことができる

翻訳

NOBU式トレーニングでは、トレーニング前半では逐語訳が採用されています。逐語訳とは、文章を頭から日本語に訳していくことです。これに対して、通常は文章を日本語の語順で訳していきます。例を見ると、分かり易いでしょう。

英文:I play tennis.

逐語訳:私はやる。テニスを。

通常:私はテニスをします。

くろ

こうしてみると、日本語と英語の語順は全く違うんだね。
日本語も英語の感覚で捉えることが重要だよ。

しろ

この逐語訳のメリットは、英語を英語の語順の感覚でつかめることです。この逐語訳が1語1語行うような場合だと不自然な感覚になってしまうのですが、「主語+動詞+目的語」など、日本人が英会話を学ぶ上で意識すべきまとまりごとに逐語訳がされており、自然な感覚で英語の語順を意識することが可能になっています。

例文の自然さと実用性が高い

音読

日本語訳には、直訳と意訳の2つがありますが、瞬間英作文を行う際に例文が直訳すぎる場合、瞬間英作文はしやすいものの、特定のパターン化された文章にしか反応できないため、実際の会話で使いづらくなります。逆に意訳すぎる場合、そもそもどの文型を使えば良いかが判断できないため、瞬間英作文がしづらくなります。NOBU式トレーニングは、トリガーとなる日本語訳が直訳すぎず意訳すぎず、ちょうど良いレベルになっています。

くろ

確かに、教科書にあるような例文ではなく、実際に使いそうな例文が多いね。
瞬間英作文本として有名な「どんどん話すための瞬間英作文」は、例文が直訳すぎるのが問題であったりもするんだよね。

しろ

また、熟語などの表現ではなく、汎用的な動詞を中心に構成されていたり、実際の会話の流れに沿って構成されていたりと、単に瞬間英作文のトレーニングを行うのではなく、実際の会話の場面でどう使うかが意識されているため、実用性も高いのもポイントになります。

英会話の難易度別にレベルアップしていく

ステップ

通常の瞬間英作文本は、英文法の難易度別にレベルアップしていきます。これに対してNOBU式トレーニングでは、英会話の難易度別にレベルアップしていきます。具体的には、前半では目的語の後に動作や場所や時間など単純な言葉を置いて練習していくのに対して、後半では付け足しのパターンを増やしたり、長い説明を付け足したりすることで、徐々に複雑な文章を話せるようになっていきます。

くろ

文法の難易度順ではなく、会話の難易度順ということだね。
場所や時間など、文法ではあまり重要では無いけど、会話では重要な部分も学ぶことができるよ。

しろ

NOBU式トレーニングでは、伝えたい内容を付け足していくと説明していますが、まさに情報を付け足していくことで、様々なことを説明できることを実感できると思います。そして、この語順の難易度別にレベルが上っていくことを通じて、会話という観点で自身のレベルを無理なく上げていくことが可能になっています。

日本人の躓くポイントにフォーカスされている

注意

日本人が躓くポイントとは、時制・冠詞・前置詞・加算不可算です。冠詞・前置詞・加算不可算は日本語には無い概念ですし、時制に関しても現在完了などは日本語にはない概念です。巻末付録にはこの日本語に無い概念にフォーカスした説明が、コンパクトで非常に分かり易く解説されています。

くろ

そう言えば、この辺りはよく間違えるね。
それは日本語に無い概念だからだよ。

しろ

上記4点に関しては、ほぼどんな文章でも出てくるので、特に注意が必要な項目になります。その部分に関して丁寧な説明がされているのは、非常にポイントが高いと言えるでしょう。

双方向の会話を意識した構成になっている

スピーキング

通常の瞬間英作文本は、日本語をトリガーとして瞬間英作文をします。ただ、これは実際の会話の場面では不自然です。実際の会話では、質問や意見に対して反応していきます。ですので、NOBU式トレーニングの実践編では、質問や意見をトリガーとして瞬間英作文をすることで、実際の会話を意識しながらトレーニングすることが可能です。

くろ

英語で質問されると、つい頭が真っ白になっちゃうんだよね。
その部分を徹底的にトレーニングしていくよ。

しろ

単なる場面別のフレーズ集の暗記の場合、そのフレーズをどこで使えばよいかを学ぶことができないため、結局は使うことができるようになりません。しかしながら、NOBU式トレーニングでは会話の場面や流れを意識しながら瞬間英作文のトレーニングを行えるため、汎用性が高いと言えるでしょう。

NOBU式トレーニングのおすすめしない点

NOBU式トレーニングのおすすめしない点は、下記になります。

疑問文の練習が不足している

疑問文

NOBU式トレーニングの最大の問題は、疑問文のトレーニングが不足することです。厳密に言えば、実践編では疑問文に関する応答という形で進めるので、その際に合わせて疑問文にも触れることはできるのですが、あくまで応答であって、自分から問いかける形ではありません。

くろ

whatとかwhyの後がなかなか続かないんだよね。
それは疑問文の作り方が日本語とは異なるからだよ。

しろ

日本語は語尾を変えることで疑問文を作りますが、英語は文頭の語順を変えることで疑問文を作るため、日本語の感覚とは大きく感覚が異なります。ですので、手厚くトレーニングすべきポイントになりますが、その部分を集中的に取り組めないのは、他の瞬間英作文本かコンプリートコースで補う必要があると言えるでしょう。

NOBU式トレーニングをおすすすめする方

以上のような特長を踏まえた上で、NOBU式トレーニングをおすすすめする方は下記になります。

  • 初めて瞬間英作文に取り組む方
  • 英会話の勉強をしてこなかった方
  • 学生時代に英語が得意ではなかった方
  • 他の瞬間英作文本で効果を感じなかった方

くろ

とにかく初心者向けってことだね。
とは言え内容はしっかりしているから、ある程度のレベルの方にもおすすめするよ。

しろ

上記に当てはまる方は、無理せずNOBU式トレーニングに取り組むことをおすすめします。

NOBU式トレーニングの使い方のコツ

NOBU式トレーニングは、初心者の方が初めて瞬間英作文に取り組む上で、極めて完成された瞬間英作文本になるので、かなりの効果を出すことができます。とは言え、使い方のコツなどもあるので、それらについて述べていきたいと思います。

なお、瞬間英作文トレーニング自体のやり方やコツについては、下記の記事をご覧ください。
瞬間英作文が難しい?初心者向けにトレーニングのやり方を紹介!

補足説明の動画を確認しよう

参考 NOBU先生の生講義

NOBU式トレーニングでは、英会話のコツやNOBU式トレーニングの具体的な使い方など、NOBU式トレーニングを活用する上で必要な情報が、動画として無料で公開されています。この動画の内容が、具体的かつ分かりやすいです。

くろ

著者自ら講義しているんだね。
英語を話すってこういうことなんだなというのが実感できると思うよ。

しろ

瞬間英作文のトレーニングを開始する前に動画を見ることで、効率的にトレーニングを行うことができますし、既にトレーニングを行っている方でも、さらなる活用法など参考となる情報が多いため、是非一度見てみることをおすすめします。

最初にコンプリートコースに取り組もう

瞬間英作文

タイトル的に基礎編から取り組みたくなってしまう所ではありますが、英会話初心者の方はコンプリートコースから取り組むことをおすすめします。最初にコンプリートコースで文法を網羅的に学習した後で、基礎編で特に躓きやすい部分を中心にトレーニングを進めた方が、効率的にトレーニングを進めることができます。

くろ

それは先に知っておいた方が良いね。
別の瞬間英作文教材に取り組んだことがあるならば、基礎編からでも良いよ。

しろ

ですので、英会話初心者の方が取り組むおすすめの順番としては、コンプリートコース→基礎編→実践編となります。なお、実践編は難易度が高いため、一旦別の瞬間英作文教材に取り組むのもおすすめです。

実践編で挫折しないようにしよう

難しい

実践編の内容や単語は基礎編と同じレベルなのですが、基礎編を終えた後に取り組もうとすると、おそらく難易度の高さを実感することになると思います。ここで注意して頂きたいのが、基礎編が問題なく瞬間英作文できるレベルに達しているのであれば、できないからといって前のレベルに戻る必要は無いということです。

くろ

確かに、意外と難しいと感じていたんだよね。
実践編の1週目は、最初から答えを見るぐらいがちょうど良いよ。

しろ

実践編が難しいと感じる理由は、実際の会話の難易度に近くなるためです。逆に言えば、実際の会話に近い形で瞬間英作文のトレーニングを行っていると言えます。この内容がしっかりできるようになると、オンライン英会話などへの障壁がぐっと下がりますので、最初はできなくても気にせず、何度もトレーニングを行うようにしてください。

NOBU式トレーニングまとめ

NOBU式トレーニングの特長については、以上です。

英会話初心者の方が瞬間英作文のトレーニングを行う際に、最初の1冊としてベストと言っても過言ではないので、初心者の方ならまずはNOBU式トレーニングでトレーニングしましょう。いざトレーニングしてみると、英語の語順というものがどういったものなのかが、より具体的に分かるようになるはずですよ。

また、NOBU式トレーニング以外にもおすすめの瞬間英作文教材があるため、個々のレベルや目的に応じて、最適なものを選ぶようにしてください。特におすすめできるものに関しては、下記の記事をご覧ください。

英会話初心者におすすめの瞬間英作文教材15選