
英会話初心者の方が、英単語を学ぶための教材を探そうと書店に行くと、様々な英単語本や単語集があることが分かります。その中の1つである例文で覚える中学英単語・熟語1800という本に、興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、この講座では、例文で覚える中学英単語・熟語1800の特長について纏めさせて頂きました。英会話を学ぶために例文で覚える中学英単語・熟語1800に興味を持った方や購入した方は、この講座を見て、効果的な使い方や勉強法を知って貰えればと思います
目次
例文で覚える中学英単語・熟語1800の概要
例文で覚える中学英単語・熟語1800はその名の通り、例文を通じて単語を覚えるために、様々な工夫がされています。
例文で覚える中学英単語・熟語1800のおすすめする点
例文で覚える中学英単語・熟語1800のおすすめする点は、下記になります。
1つの例文で複数の単語が復習できる
例文で覚える中学英単語・熟語1800は、1つの例文で複数の単語が復習できるようになっています。通常の英単語本や単語集ではそれぞれの単語ごとに例文が記載されている形になりますが、1つの例文に複数の単語を含めることで、例文の数を大幅に削減することが可能になっています。
くろ
しろ
例文とセットで単語を覚えることは有用ですが、全ての例文を覚えることは不可能に近いです。しかしながら、例文で覚える中学英単語・熟語1800では、その負担を大幅に下げ、効率的に復習することが可能になっています。
文型の難易度別にレベルが上っていく
通常の単語集は、単語の難易度別にレベルアップしていきます。これに対して、例文で覚える中学英単語・熟語1800では、例文の難易度別にレベルアップしていきます。具体的には、前半では簡単な文型な例文が、後半では複雑になることで、徐々に難易度が上がっていきます。
くろ
しろ
一見、例文の難易度は単語を覚える上では、あまり関係が無いように見えるかもしれません。しかしながら、この文型の難易度別にレベルが上っていくことを通じて、単なる単語の復習という位置づけでなく、会話という観点で自身のレベルを無理なく上げていくことが可能になっています。
音読や瞬間英作文にも活用できる
例文で覚える中学英単語・熟語1800は例文をベースとして構成されているため、これらの例文を用いることで、音読や瞬間英作文のトレーニングに活用することも可能になっています。単に単語を覚えるような構成ではなく、実践的なトレーニングができるのは、良い点と言えるでしょう。
くろ
しろ
英会話初心者の方が中学英単語を復習する目的は、この英語を話すトレーニングである音読や瞬間英作文をスムーズに行うためにはなりますが、ある程度のレベルがある方であれば、この本を通じてそれらをまかなうことも可能でしょう。
例文で覚える中学英単語・熟語1800のおすすめしない点
例文で覚える中学英単語・熟語1800のおすすめしない点は、下記になります。
品詞に対する説明や配慮が少ない
例文で覚える中学英単語・熟語1800は、効率的に単語を覚えるには非常に優れた英単語本や単語集と言えますが、品詞に関する説明があまりありません。そのため、ある程度理解している方であれば問題ないですが、今まであまり品詞を意識してこなかった人にとっては、効率的に覚えられても、効果的に使えるようにするのは難しいと言えます。
くろ
しろ
日本語を英語に置き換えるだけでは、英語を話せるようになりません。なぜならば、日本語と英語の語順が異なり、語順を決める上で重要なのが品詞になります。ですので、品詞を詳しく理解していない方は、まずはこれらを理解してから、取り組むようにすると良いでしょう。
例文で覚える中学英単語・熟語1800をおすすすめする方
以上のような特長を踏まえた上で、例文で覚える中学英単語・熟語1800をおすすすめする方は下記になります。
- 基本的な英単語本を終えて更なるレベルアップをしたい方
- 英会話の勉強の経験がある方
- 学生時代に英語が得意であった方
くろ
しろ
上記に当てはまる方は、例文で覚える中学英単語・熟語1800に挑戦することをおすすめします。
例文で覚える中学英単語・熟語1800の使い方や勉強法
例文で覚える中学英単語・熟語1800は、単なる中学英単語の復習だけでなく、音読や瞬間英作文にも活用できる本です。それを踏まえた上で、効果的な使い方や勉強法について述べていきたいと思います。
- Step.1事前準備例文の意味や構造を理解しよう。
- Step.2音読①:リピーティング語順を意識しながら音読しよう。
- Step.3音読②:シャドーイング語順のリズムを身体に刻もう。
- Step.4瞬間英作文瞬間英作文をしよう。
- Step.5高校英単語単語のレベルを上げよう。
例文で覚える中学英単語・熟語1800を利用する際は、上記のStepに沿って進めると、効率的に英単語を学習するだけでなく、リスニングやスピーキングも強化することができるようになります。
なお、英単語自体のやり方や勉強法については、下記の記事をご覧ください。
英会話の基礎は中学英単語?初心者におすすめの暗記術や勉強法
Step1:事前準備
例文で覚える中学英単語・熟語1800を利用する際は、最初は例文を見て意味や構造を理解するようにしてください。その際に合わせて単語の意味を確認して貰えればと思いますが、この段階で無理に単語を覚えようとする必要はありません。単に暗記するだけでは、英会話において実際に使えるようにはなりません。
くろ
しろ
なお、例文を読む際にに重要なのが、英語を頭から読んで、頭から理解するようにすることです。絶対に英文を後ろから読み返すことはしないでください。英語をネイティブの感覚で理解するようにしましょう。頭から英文を読んで、ぱっと意味を理解できるようになれば、次のStepに進んで良いでしょう。
Step2:音読①−リピーティング
意味や構造を理解した後は、英語の音声を聞いて、真似をして音読するようにしましょう。音読は、インプットの後のアウトプットを繋げる重要な位置づけになります。声に出してより能動的に学習することで、より深く語順を意識し、英語の語順を身体に馴染ませることができるようになります。
くろ
しろ
なお、その際に重要なのが、語順を意識しながら発音することです。意味や構造を理解することなく単に声に出すだけでは、意味の分からない呪文をひたすら唱えているのと同じで、全く意味が無いと言っても良いでしょう。声に出すのが難しい場合は口パクでも構いませんが、必ず語順を意識するようにしてください。
Step3:音読②−シャドーイング
リピーティングがある程度できるようになった後は、少しレベルを上げてシャドーイングを行いましょう。シャドーイングとは、音声を聞いた直後に追いかけるようにして発音することです。リピーティングをより早くしたものとイメージしてもらえれば良いでしょうか。
くろ
しろ
なお、その際に重要なのが、リピーティングと同様ですが、語順を意識しながら発音することです。シャドーイングはかなり集中力が必要となりますので、数ではなく、正しいやり方(語順を意識する)ことに注意してください。英文を見なくてもすらすらシャドーイングできるようになれば、結果的に単語も覚えているでしょう。
Step4:瞬間英作文
前のStepまでで中学英単語を復習するという目的は達成されているかと思いますが、更に上のレベルを目指したい方は瞬間英作文を行いましょう。瞬間英作文とは、日本文をみてぱっと英文を作るトレーニングです。ここまでのStepをこなしていれば、このトレーニングを行う力は十分にあるかと思います。
くろ
しろ
とは言え、今まで瞬間英作文のトレーニングを行ったことが無い方にとっては、ハードルは高いと言えます。該当する方は、先に瞬間英作文のトレーニングのやり方などについて知っておいた方が良いでしょう。詳細については、下記の記事をご覧ください。
瞬間英作文が難しい?初心者向けにトレーニングのやり方を紹介!
Step5:高校英単語
ここまで来られた方は中学レベルの英単語はマスターしているかと思いますので、更に上のレベルの高校レベルに英単語に取り組むと良いでしょう。高校英単語本にも様々なものがありますが、例文で覚える中学英単語・熟語1800が肌に合っているという方には、DUOがおすすめになります。
くろ
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DUOは例文で覚える中学英単語・熟語1800と同様、1つの例文で複数の単語が復習できるようになっているため、効率的に学習をすすめることが可能です。詳細については、下記の記事をご覧ください。
英会話初心者が瞬間英作文や音読に使えるDUOの使い方や勉強法
例文で覚える中学英単語・熟語1800まとめ
例文で覚える中学英単語・熟語1800の特長については、以上です。
英会話初心者から中級者になりたい方にとって良いレベルですので、該当する方は例文で覚える中学英単語・熟語1800で復習しましょう。いざ復習してみると、様々な表現や場面で活躍するようになりますよ。
また、例文で覚える中学英単語・熟語1800以外にもおすすめの英単語本・単語集があるため、個々のレベルや目的に応じて、最適なものを選ぶようにしてください。特におすすめできるものに関しては、下記の記事をご覧ください。
英会話初心者におすすめの英単語教材10選
